イベルメクチン12mg50錠

寄生虫感染症である糞線虫症や疥癬の抗寄生虫薬ですが、現在は新型コロナウイルス感染症の予防や治療薬としての可能性があるとして、注目されている薬です。ストロメクトール錠と同一成分の薬です。

イベルメクチン12mg50錠

イベルメクチン12mg50錠とは

イベルメクチン12mg50錠は、寄生虫感染症である糞線虫症や疥癬の治療や、動物病院では犬のフィラリア症予防にも用いられることもある駆虫薬です。有効成分としてイベルメクチン12mgを含有しています。

日本国内では、処方せん医薬品として承認されているストロメクトールと同成分同種の薬ですが、ストロメクトールのイベルメクチン含有量が3mgであるのに対し、本剤は12mgという高用量です。

有効成分のイベルメクチンは、2015年にノーベル生理学・医学賞を受賞した北里大学の大村智博士によって開発されました。寄生虫の神経細胞・筋細胞中にあるグルタミン酸作動性Clチャネルに選択的に結合し、細胞膜の透過性を高め、細胞の過分極により麻痺を引き起こして駆除すると考えられています。寄生虫感染症の画期的な特効薬として、高く評価されています。

そして現在、イベルメクチンは新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の予防・治療薬としての有効性が期待されるとして、世界中で注目されている薬です。

イベルメクチンは駆虫作用の他、様々なウイルスに対して抗ウイルス作用を発揮することが明らかになっており、イベルメクチンを服用すると感染・発症を防ぐ効果や重症化・死亡率を下げる効果があることも多くの臨床試験で報告されています。

それにより、新型コロナウイルスに対しても増殖抑制作用や抗炎症作用を発揮し、予防や治療効果の可能性があるとして、研究や治験が進められています。

しかし現時点ではまだイベルメクチンの有効性が十分に証明されていないため、日本含め多くの国で新型コロナウイルス感染症治療薬としては承認されていません。

イベルメクチン12mg50錠の飲み方

<疥癬>

  • 通常、成人は体重1kg当たりイベルメクチンとして約200μgを空腹時に1回服用します。
  • 基本的には1回のみの服用ですが、重症型の場合などは1~2週間以内に効果を確認し、2回目の服用を検討します。

<腸管糞線虫症>

  • 通常、成人は体重1kg当たりイベルメクチンとして約200μgを空腹時に服用します。
  • 2週間間隔で合計2回服用します。

体重毎の用量目安

15-24kg:3mg
25-35kg:6mg
36-50kg:9mg
51-65kg:12mg
66-79kg:15mg
80kg~:約200μg/kg