イベルメクチン12mg40錠(イブレア)
日本では寄生虫を殺す薬として承認・販売されているストロメクトール錠3mgのジェネリック医薬品です。寄生虫を麻痺させることで駆除します。通常は糞線虫症や疥癬の治療に用いますが最近では新型コロナの治療・予防薬としても利用できるのではないかと注目を集めています。
抗寄生虫薬・コロナ治療薬候補
イベルメクチン
- 1新型コロナ感染症の治療薬候補有効成分イベルメクチンが新型コロナ感染症治療薬の候補に。国内ではコロナ感染者の重症化予防の治療薬としてすでに治験がスタート。
- 2寄生虫を駆除疥癬や糞線虫症の治療薬。体内の寄生虫を駆除!
- 3万が一の備えに!万が一、新型コロナに感染した場合に備えて、自宅に備えておくと安心。
イベルメクチン12mg40錠とは
イベルメクチン12mg40錠(イブレア)は日本では寄生虫を殺す薬として承認・販売されているストロメクトール錠3mgのジェネリック医薬品です。
服用することで体内に蔓延っている寄生虫に対して作用し、寄生虫を麻痺させることで駆除します。通常は糞線虫症や疥癬の治療に用いますが最近では新型コロナの治療・予防薬としても利用できるのではないかと注目を集めています。
イベルメクチン12mg40錠は有効成分として1錠中に先発品のストロメクトール錠3mgよりも4倍も多い12mgものイベルメクチンを配合しています。
イベルメクチンは北里研究所北里大学特別栄誉教授である大村智博士によって静岡県の土壌から単離・誘導された日本産の半合成経口駆虫薬です。服用することでイベルメクチンは寄生虫などの無脊椎動物の神経・筋細胞におけるシグナル伝達物質である塩化物イオン(Clー)の通り道であるClチャネルに結合し、それによって神経又は筋細胞の過分極が発生して寄生虫が麻痺をおこし死に至るとされています。
イベルメクチンが発見・合成された当初は寄生虫を殺すような作用しかないと思われていましたが、研究が進むにつれて、イベルメクチンは寄生虫を麻痺して殺す駆虫作用だけでなく、他にも抗菌作用や抗がん作用、抗ウイルス作用など多方面に作用する可能性があることがわかってきました。
最近では新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の原因ウイルスであるSARS-CoV-2に対しても効果があるのではないかといわれ、世界中の研究機関が治療および予防薬として承認に向けて治験が進められています。日本でもイベルメクチンを最初に発見した北里大学が主導となって「北里プロジェクト」なる新型コロナに対するイベルメクチンの医師主導治験が進められています。
すでに海外ではイベルメクチンの治験によって多くの情報が得られており、イベルメクチンを使用することで、多くのウイルスの複製を阻害したり、強力な抗炎症作用を発揮したり、感染者と接触した人の伝播と発症を予防したなどのポジティブなデータがいくつも報告されています。
イベルメクチン12mg40錠も有効成分としてイベルメクチンを配合しているため、新型コロナウイルスの治療・予防効果が期待されています。
通常の使用方法である糞線虫症や疥癬の治療においても副作用をほぼ起こすことがなく、WHO(世界保健機関)でも「必須医薬品リスト」に含まれているので安全性も非常に高く、安心して服用することができます。
副作用
- 主な副作用として、吐き気、嘔吐、肝機能異常、かゆみ、発疹などが報告されています。
まれに下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。
- 高熱(38℃以上)、眼の充血、唇のただれ[中毒性表皮壊死融解症、皮膚粘膜眼症候群]
- 体がだるい、食欲がない、皮膚や白目が黄色くなる[肝機能障害、黄疸]
- 鼻血、歯ぐきの出血、手足などの皮下出血[血小板減少]
以上の副作用はすべてを記載したものではありません。上記以外でも気になる症状が出た場合は、医師または薬剤師に相談してください。